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2005年06月19日

ポッドキャスト番組を制作する場合の著作権

[How-to-Podcast]

この数年というもの、日本でも著作権に関する話題はつきません。というのも、昔にくれべれば個人が著作権とふれあう機会が格段に増えているからです。

例えば20年ほど昔であれば、個人で印刷の設備を持ったり放送の設備を持ったりすることは出来ませんでした。つまり、個人が他人の著作物を公衆へ公開することが実際的に難しかったのです。

ところが今やインターネットの時代。個人でも簡単に発信者となることができます。そのため、著作権を知らず知らずのうちに侵害してしまう可能性が以前よりも大きくなってきています。
以下に引用しているCNETの記事はアメリカでの話ですが、もちろん日本でも今後当てはまることです。

最初のポッドキャスティングが登場してからまだ1年も経っていないが、この新しい試みはブログが紙メディアに与えたのと同じような影響をすでにラジオに与えている。いまでは、コンピュータと安いマイク、それにインターネット回線さえあれば、だれでもこのメディア配信ツールを使えるようになっている。

「誰でも」。そう、私やあなたのように、少しコンピュータに詳しい個人ならだれでも、今すぐにポッドキャスティングを始めることが出来てしまうのです。

だからこそ、著作権を侵害してしまうことのないようにしなければいけません。

例えば、自分が購入したCDをBGMとして使ってしまうと著作権の侵害にあたる可能性があります。

そこで活用したいのが、インターネット上で公開されている「ポッドキャストで使ってもらってかまわない」という音楽です。例えばMusic 4 iPods - Podcasting Music from Unsigned and Indie Bandsというサイト。(もちろん、ポッドキャスティング対応です。)

こちらで配信されている音楽はクリエイティブコモンズライセンスに準拠しているとのことです。商用利用不可、改変不可、作者の名前を表示する、という3つの決まりを守れば、基本的に自由に再配布してもいいですよ、というものです。

参考:CCライセンス(CCライセンスには以下のもの以外にも数種類あります)
Creative Commons Deed by-nc-nd

今後、ポッドキャスティングが普及していくに従ってこのような分野の音楽が重要性を増していくのではないでしょうか。逆から考えると、そういう音楽を作る立場にある人(例えば売り出し中のインディーズバンドなど)にこそ、注目して欲しい「ポッドキャスティング」です。

 

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