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2005年10月19日

サン電子がポッドキャスティングに参入 〜端末/コンテンツ/サーバーの3分野で〜

[Podcasting-News]


ポッドキャスティング業界への企業参入の勢いが止まりません。




サン電子株式会社(本社:愛知県江南市、代表取締役社長:若井富幸、ジャスダック:6736)はポッドキャスト関連事業に本格参入することを発表します。

製造事業を営む企業も注目しているという事ですね。社名をご存じの方も多いと思いますが、愛知県に本社を構えるサン電子がポッドキャスティング業界に参入するとのこと。

特筆すべきは、「ポッドキャスティング対応端末」や「配信サーバー」の分野も手がけるという事でしょう。番組制作の請負や、ポッドキャスティングのホスティングサービス等はPodiumでも幾つかご紹介している通りですが、ポッドキャスティングの上流(配信側)と下流(受信側)で同時に事業展開するサン電子の参入意義は非常に大きいと言えるかも知れません。

順を追って見ていきましょう。

まずは、ポッドキャスティング端末ハードウェア。受信側となる下流です。

サン電子はインターネットラジオが受信可能で、家庭用オーディオ機器に接続して使うプレイヤーレコーダーBiBio というブランドで製造・販売しています。

それが本日から提供されるファームウェアバージョンアップで簡単にポッドキャストが聞ける機器に早変わり。

パソコンでもiPodでもなく、既にあるオーディオ機器でポッドキャストが聞けてしまうというのが特徴的です。配信される番組は、Syndy というポッドキャスティングのポータルサイトから提供されます。

これを機に、各社、組み込み分野でのポッドキャスティング対応という流れがおこりそうです。


続いて、サーバー関連。配信側です。

上述したポータルサイトのSyndy

番組を提供する以上は配信サーバーとして運営されている訳ですが、そのポッドキャスト配信用ソフトウェアもサン電子が独自に開発しています。しかも、そのソフトウェアをフリーソフトとして無償で提供するとのこと。

商用・非商用、個人・法人を問わず無料で使用可能。全ての環境で動作保証がされている訳ではありませんが、使われているスクリプト言語PHPを使えるwebサーバーで動作可能です。

サン電子ではこのソフトウェアを使ったポッドキャスティングのサーバー構築やコンサルティング等の事業も展開するとのこと。

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